世界大百科事典(旧版)内の変数分離系の言及
【非線形力学】より
…このような場合,Pi=Fi(p,q)を新しい正準運動量とする正準変換を行うことができて,Piに対する一般化座標Qiは,Qi=νit(νiは定数)のように積分されるので,Pi=一定とともに逆変換によって元に戻してやれば解が求められたことになる。中心力の場合,このような変換は,直交座標から極座標に移って三つの独立な一自由度系としてから行うことができるので,とくに変数分離系と呼ばれる。したがって変数分離系でなくても可積分系である場合があり,また一般に非可積分系だからといって軌道が求められないわけではない。…
※「変数分離系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」