出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…弱い光に対しては強い吸収のためほとんど不透明な場合でも,飽和効果によって光強度とともに透過率が増大し,逆に,弱い光に対しては透明な場合でも,強い光に対しては必ず吸収が起こるようになる。これは光を光子(フォトン)の集りと見た場合,複数個の光子が同時に吸収される多光子吸収として説明される。このとき,物質は高いエネルギー状態に励起されるだけでなく,イオン化や分子の解離などの物質変化も起こる。…
※「多光子吸収」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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