多列上皮(読み)たれつじょうひ

世界大百科事典(旧版)内の多列上皮の言及

【気管】より

…気管および気管支の壁の内面は粘膜でおおわれている。この粘膜の表面は繊毛をもつ多列上皮でできていて,繊毛はいつも運動していて,空気に混じって侵入したちりなどが肺に達しないように,上方すなわち呼吸道の出口のほうへ送り出すように働いている。また多列上皮の一部をなす粘液を出す杯細胞があり,その働きで上皮の表面がいつも潤されている。…

【上皮】より

…単層に配列する上皮を単層上皮,多層にぎっしりつまったものを重層上皮とよぶ。また細胞の基底側は下まで達しているが高さが異なるために,核の位置が重層にみえる場合を多列上皮とよぶ。機能によって上皮の状態が重層と2~3層の間を移行するものを移行上皮とよぶ。…

※「多列上皮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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