多国籍銀行(読み)たこくせきぎんこう

世界大百科事典(旧版)内の多国籍銀行の言及

【銀行】より

… 20世紀になると銀行業の国際化は一段と進んだ。すでに1870年代には公債発行を複数の銀行が共同で引き受けるための財団(コンソシアムconsortium)の結成がみられたが,この方式は,近年の多国籍企業への融資を目的とした継続的なコンソシアム(いわゆる多国籍銀行multinational bank)にまで及んでいる。また,国際金融業への進出に消極的であったイギリスの株式銀行も,1905年にミッドランド銀行が外国為替業務に乗り出して以来,活発な活動を展開した。…

【多国籍企業】より

…またこの言葉は1960年にD.H.リリエンソールが使ってから有名になった。もっとも最近は多くの発展途上国に経済開発融資を行っている多国籍銀行が注目を浴びるようになっており,また日本の総合商社や欧米の巨大穀物商社は世界各地に支店・営業所を置いて世界規模の視野から営業活動をしている。こうした実情からすれば,これら金融や流通関係の大企業も含めてよいであろう。…

※「多国籍銀行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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