世界大百科事典(旧版)内の多孔菌の言及
【サルノコシカケ(猿腰掛)】より
…キノコのかさ下面の胞子形成部が穴状となったもので,質が硬い種が多いので硬質(多孔)菌とも称する。樹木の幹から突出して生ずる形から名づけられた。担子菌類のサルノコシカケ科のほか,ミヤマトンビマイ科,タバコウロコタケ科,マンネンタケ科の4科にわけられている。世界で50属1500種以上,日本では約40属300種が知られている。分布は亜寒帯,温帯,暖帯,熱帯にはおのおの固有の種があり,ヨーロッパ,アフリカ,北アメリカ,南アメリカ,オーストラリア,アジアの各大陸と東南アジア,マダガスカルの各地にはそれぞれ多数の固有種が分布する。…
※「多孔菌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」