多弦箏(読み)たげんそう

世界大百科事典(旧版)内の多弦箏の言及

【箏】より

… 現代の箏には,主として新しい創作作品を演奏するために考案された弦数の多いものもある。代表的な多弦箏に,3代山勢松韻による〈二十一弦〉,越野栄松や中能島欣一による〈十五弦〉,宮城道雄の〈十七弦〉〈八十弦〉,宮下秀冽と宮下伸による〈三十弦〉,野坂恵子による〈二十弦〉(実際には21弦)などが発案されてきたほか,米川琴翁による13弦の低音用長箏などもある。これらによって音域を広げることができるほか,低音部専門に用いられたり,独奏楽器として用いられているものもある。…

※「多弦箏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」