山川 日本史小辞典 改訂新版 「多田源氏」の解説
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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…頼光の子頼国・頼家は中級貴族として京都に生活し,頼国の子頼弘・頼資・頼実らも検非違使あるいは蔵人として京都で活躍した。頼国の五男頼綱は藤原摂関家と親しくとくに和歌にすぐれたが,実は満仲の七男頼範の子であったと思われ,この系統が本拠地多田の領有権を継承して多田源氏と称し,頼綱の長子明国から行国・頼盛と続き多田行綱へと続いた。なお明国の弟仲政の子が源頼政である。…
…997年(長徳3)満仲が没すると多田院に葬り,廟墓とした。満仲ののち頼光がここを継承,以後この一流は清和源氏の中でもとくに摂津源氏あるいは多田源氏と呼ばれるようになる。のち頼光のほか河内源氏の頼信(誕生は多田館という)・頼義・義家が合祀され,源氏の菩提所となっていった。…
※「多田源氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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