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摂津源氏 せっつげんじ

世界大百科事典 第2版の解説

せっつげんじ【摂津源氏】

貞純親王流清和源氏の嫡流。《尊卑分脈》によれば,貞純親王の皇子源経基に満仲・満政ら数子があり,その満仲が摂津守となり,摂津国多田地方に本拠をおいて豪族的武士としての在地支配を開いた。満仲のあとは嫡子頼光が継承し,その子孫が摂津源氏を称するに至る。頼光は藤原摂関家とくに兼家・道長に臣従し,〈都の武者〉としてその武名を高めたが,その武的活動は都の治安維持の範囲を出ず,むしろ受領を歴任して巨富を蓄えた。頼光の子頼国・頼家は中級貴族として京都に生活し,頼国の子頼弘・頼資・頼実らも検非違使あるいは蔵人として京都で活躍した。

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世界大百科事典内の摂津源氏の言及

【源氏】より

…しかもそれぞれの源氏は世代を重ねるごとに分岐する。例えば上述の貞純親王流の清和源氏の場合,経基の子の満仲が摂津国多田地方を本拠地として豪族的武士に成長し,その長子頼光が嫡流をついで摂津源氏とよばれたが,その子孫からは多田源氏,美濃源氏などがでた。また満仲の第2子頼親は大和源氏,第3子頼信は河内源氏の祖となる。…

【多田院】より

…997年(長徳3)満仲が没すると多田院に葬り,廟墓とした。満仲ののち頼光がここを継承,以後この一流は清和源氏の中でもとくに摂津源氏あるいは多田源氏と呼ばれるようになる。のち頼光のほか河内源氏の頼信(誕生は多田館という)・頼義・義家が合祀され,源氏の菩提所となっていった。…

※「摂津源氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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