世界大百科事典(旧版)内の多知加伎の言及
【剣道】より
…〈剣道〉という名称は,近世に特殊な例としてみることができるが,公的にこの名称が用いられるのは近代の学校教育で,1926年改正の〈学校体操教授要目〉が最初である。古代,《日本書紀》には〈多知加伎(たちかき)〉〈多知宇知(たちうち)〉とあり,〈撃刀〉という語も〈たちかき〉と訓じている。平安時代から鎌倉時代ころは〈太刀打(たちうち)〉,室町時代後期から江戸時代初期にかけては〈兵法(ひようほう)〉が多く用いられたが,江戸時代は〈剣術〉が最も多く,ほかに〈剣法〉〈刀法〉〈剣技〉などの名称も用いられた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」