世界大百科事典(旧版)内の多角的核戦力構想の言及
【核戦略】より
…第2次世界大戦の終末期に広島,長崎で使用された核兵器は,在来の兵器に比べてけたはずれの破壊力を持つために,旧来の戦略思想を一変させた。核兵器はその巨大な破壊力のために〈究極兵器〉と呼ばれ,その使用は人類の破滅につながるので,戦争はできなくなったと見るものまでいた。しかし,第2次大戦後,核兵器は使用されなかったが,戦争は引き続いて発生してきた。核兵器は使用されなかったが,使用される可能性が存在し,核兵器によって国際政治は大きな影響を受けてきた。…
※「多角的核戦力構想」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」