《夜のパリ》(読み)よるのぱり

世界大百科事典(旧版)内の《夜のパリ》の言及

【ブラッサイ】より

…そこでジャーナリストの仕事につくが,同じハンガリー人の写真家ケルテスAndré Kertészとの出会いがブラッサイに写真への道をひらいた。ブラッサイはまず,パリの夜の姿にカメラを向け,写真集《夜のパリParis de Nuit》(1933)をまとめた。それは場末のカフェや夜の公園など都市パリの闇の世界を記録したものであり,そこに生きる具体的な人間の生き生きとした姿を定着するとともに,同時に1920,30年代という激動の時代の断面を切りとるものにもなっている。…

※「《夜のパリ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android