世界大百科事典(旧版)内の夜明砂の言及
【コウモリ(蝙蝠)】より
…脳が重いためだ。この物を得て陰干しにし,粉末にしてのめば,四万歳まで長生きできる〉とあるように,古くから長命の動物,霊薬と信じられ,〈夜明砂〉というその糞は視力回復,夜盲症に特効があり,いぶせば蚊やりとなるとか,その肉は媚薬に,毛は難産にきき,その血の目薬は眠気ざましになるとか信じられた。また〈蝠〉が〈福〉と同音なので幸福の表象とされ,吉祥の装飾意匠に好んで使われてきた。…
※「夜明砂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」