夜食症候群(読み)やしょくしょうこうぐん(その他表記)Night Eating Syndrome

知恵蔵mini 「夜食症候群」の解説

夜食症候群

夜遅くに食事や間食を摂る習慣により、体重増加メタボリックシンドロームリスクを高めてしまう状態のこと。24時間営業店舗の増加、深夜勤務の常態化など生活時間のボーダーレス化などを背景に、夜21時以降に夕食を摂る人が増加傾向にある。夜遅い食事が習慣化すると、食欲抑制したり、エネルギー代謝を促進したりするレプチン作用が低下し、血糖値中性脂肪の値が上昇しやすくなるとされており、メタボリックシンドロームや生活習慣病、心血管の病気を引き起こす可能性がある。

(2017-11-9)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の夜食症候群の言及

【肥満】より

…また,カロリー制限だけでなく,食事のタイミングもたいせつである。夜食症候群といわれるように夜寝る前に食べることは太ることにつながるので夜8時以降は食べないようにし,活動のエネルギーとして使われる昼間に多く食べ,夜は少なめに食べることがたいせつである。また食事は3食均等か,むしろ朝・昼食を多めに食べるほうがよい。…

※「夜食症候群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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