世界大百科事典(旧版)内の大ソマリア主義の言及
【ソマリア】より
…60年に独立を迎えた際,両地域が合邦して単一のソマリア共和国を形成したのは,こうした背景からして自然のなりゆきであった。 独立後,初代大統領に選ばれたアデン・アブドゥラ・オスマンは,大ソマリア主義を標榜して,フランス領ソマリランド(現,ジブチ共和国),エチオピア領東部(オガデン地域),ケニア北部辺境など,他国のソマリ族居住地域を自国領として奪回しようとしたために,ケニア,エチオピア両国としばしば軍事衝突を起こした。またアメリカの軍事的支援を得ていたエチオピアに対抗する必要上,ソ連に接近して,その軍事援助を導入した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」