大丸屋(読み)だいまるや

世界大百科事典(旧版)内の大丸屋の言及

【大丸[株]】より

…下村一族の者が主家を継ぎ,4代まで彦右衛門を称したが5代以降は正太郎を名のり,本店の店名前もそれであった。各店はそれぞれ異なった店名前を持ち,江戸店は大丸屋正右衛門であった。下村家は3軒に分かれ,担当店が定められており,本家が本店や仕入店,江戸,大坂,尾州の諸店を所管し,扇子地紙商である京都松原店と金物店は伏見家,紅店は長者町家が管轄した。…

【問屋】より

… 近世の商品のなかで大きい地位を占めた呉服は趣味性の強い商品であった関係もあって,蔵物・納屋物とは異なった多様な流通経路をたどった。西陣で織られた絹織物は,上仲買の手をへて下仲買(室町問屋)の手に渡り,それが消費地へ送られるのが原則的な形であったが,京都に本拠をおき,江戸へ進出して発展した大呉服商(越後屋,白木屋,大丸屋など)は,おおむね次のような形をとった。江戸に小売店を設け,そこで販売する呉服を京都で仕入れる際,室町問屋の手を通さず,西陣の地に設けた直営店を通したり,上仲買から直接購入したりした。…

※「大丸屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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