大全音(読み)だいぜんおん

世界大百科事典(旧版)内の大全音の言及

【音律】より

…楽音の絶対的な高さは単位時間(通常は1秒を単位とする)内における振動数によって決まるが,音律はあくまで音の相互関係を問題とするので,振動数の絶対値は重要でなく,音律の表示には振動数の比(音程比),またはその対数値(音程値)が用いられる。純正な音程比は弦長の調和分割によって得られ,最初の弦長を1とすると,それを2等分してオクターブが,オクターブ(1:2)を調和分割して完全5度(2:3)と完全4度(3:4)が,完全5度の調和分割によって長3度(4:5)と短3度(5:6)が,長3度の調和分割によって大全音(8:9)と小全音(9:10)が得られる。オクターブの分割によって得られるこれらの音程比は,自然倍音列内の音程比と一致する。…

※「大全音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む