大公儀(読み)おおこうぎ

世界大百科事典(旧版)内の大公儀の言及

【公儀】より

…例えば江戸時代の一人の農民にとって公儀とは幕府―大名―代官―村―家―家族という入子型の支配体系であったが,この体系の各項は,自分より上位の項に対しては私であり,下位の項に対しては公儀であった。藩は領民に対しては公儀であったが,幕府の裁判による処刑が公儀御仕置であり大名・旗本によるそれが自分仕置と呼ばれたように,大公儀(おおこうぎ)である幕府に対しては私であった。世間,世間体,世間のつきあいなど現在から見れば私的関係に属する分野にまで,公儀という言葉で表現されるようになったのも,公儀における公と私の上記のような関係から説明できるであろう。…

※「大公儀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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