大切小切制(読み)だいきりしょうきりせい

世界大百科事典(旧版)内の大切小切制の言及

【石代納】より

…陸奥・出羽地方では,半石半永(はんこくはんえい)と称し,年貢高合計のうち半分は米納とし,残り半分は金1両につき3石2斗ないし7石という著しく安い値段で金納する。甲州の国中(くになか)地方では武田氏の遺制といわれる大切小切(だいきりしようきり)制を採用しており,全年貢高の3分の1は小切と称して1両につき4石1斗4升の安値段で金納し,残り3分の2の3分の1(2/9)は大切と称して市中米価を反映した張紙値段(はりがみねだん)で換算して金納し,あと残り全部(4/9)を米納するというシステムであった。なお諸藩では,藩独自の石代納の仕法を採用する場合も少なくなかった。…

※「大切小切制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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