大可島(読み)おおがじま

世界大百科事典(旧版)内の大可島の言及

【鞆】より

…また1336年(延元1∥建武3)には京都の戦いに敗れて西走した足利尊氏が途中この地で光厳院の院宣を受け取り,東上入京に備えて譜代の武将を配置している。つづく42年(興国3∥康永1)には南朝方の将金谷経氏が大可(おおが)島を急襲して北朝方の将森豊家と戦い,49年(正平4∥貞和5)には足利直冬が中国探題に任命され,鞆が中国8ヵ国の政治の中心となった。さらに応仁・文明の乱では1471年(文明3)東軍の山名是豊がここに進駐,1544年(天文13)には小早川隆景が本陣を置いて尼子方の神辺(かんなべ)城(現,深安郡神辺町)を攻撃している。…

※「大可島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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