大和暦(読み)やまとれき

世界大百科事典(旧版)内の大和暦の言及

【貞享暦】より

…当時,日本で用いられていた暦法は800年以上も昔の唐で採用された宣明暦であったので日食予報に誤りが多く,また1太陽年の長さを過大にとっていたため800年の間に暦の季節は天度に2日も遅れてきていた。元で施行されていた授時暦の優秀であることを知った渋川春海は,数値や計算方法はほとんど授時暦をそのまま借り,これに日本との経度差,そのほか若干の補正をして作った暦法を大和暦と名付け上奏した。これが採択されて賜った名まえが貞享暦である。…

※「大和暦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android