大山博労座(読み)だいせんばくろうざ

世界大百科事典(旧版)内の大山博労座の言及

【大山】より

…大山信仰史のなかでは農耕の守護神としての信仰と地蔵信仰が卓越していること,中世以降,地蔵菩薩およびその垂迹(すいじやく)である智明菩薩(大智明神,大智明権現,地蔵智明権現ともいう)のミサキ神・眷属(けんぞく)神としての下山明神が,狐神信仰・御霊(ごりよう)信仰と習合しながら,大山信仰の普及に大きな役割を果たしてきた点が特筆される。農耕神とする信仰では,とりわけ牛馬の守護神としての信仰があつく,元禄~享保(1688‐1736)ころに〈大山博労(ばくろう)座〉と称される牛馬市が成立するのも,この信仰を背景にしている。以来,旧暦4月24,25日の祭りには,〈奥参り〉と称して中国一円から多数の参詣者が訪れていた。…

※「大山博労座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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