世界大百科事典(旧版)内の大庄屋廻しの言及
【反魂丹】より
…万代家側に越中特産の良質なこの2品の原料を確保したいとする必要性があったとみれば,原料面からの商行為が先にあって,そのパイプを閉ざさないように,富山側の要望にこたえる形で,万代家から反魂丹の薬方を伝えたとする見方ができる。なお配置販売方式も,それに先行する〈大庄屋廻し〉という販売方式が備前側で古くから採用されていた中世的商業形態とされ,それを越中側が利用したかについては断定できないにしても,反魂丹の薬方伝授とともに販売方式についても,備前と越中の関係を考える要素に加えてよいだろう。【宗田 一】。…
※「大庄屋廻し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」