世界大百科事典(旧版)内の《大成録》の言及
【楽家録】より
…引用書名に《教訓抄》がなく,安倍氏の家業篳篥の口伝が少ないなど疑問も残るが,図譜,挿画が多く,雅楽の百科全書とも,現行雅楽に典拠を与える重要基本文献ともいえる。《大成録》として起筆し,増補改題後成立した原本は安倍家に伝わるらしいが,直系の季良奥書のある天覧本には目録がなく,傍系の季千筆本には目録1巻が付されている。《楽家録》《教訓抄》《体源鈔》を三大楽書,これに《続教訓抄》を加えて四大楽書ともいう。…
※「《大成録》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」