《大晏寺》(読み)だいあんじ

世界大百科事典(旧版)内の《大晏寺》の言及

【敵討襤褸錦】より

…この競演の結果は前者の方が好評で,以後それが定着していくこととなったが,文化年間ころからは《敵討襤褸錦》の外題でも行われるようになったものらしい。もっぱら〈大晏寺堤(だいあんじづつみ)の場〉が上演され,その《大晏寺》が通称ともされている。いったいに上方系の役者が得意とし,近代では初世中村鴈治郎の当り役となって〈玩辞楼十二曲〉の一つに選ばれた。…

※「《大晏寺》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む