世界大百科事典(旧版)内の《大根一式料理秘密箱》の言及
【ダイコン(大根)】より
…元禄(1688‐1704)ころはそばの普及がめざましく,その薬味として辛みダイコンが盛んに栽培,利用されたようである。そして,1785年(天明5)には,いわゆる〈百珍物〉流行の機運に乗じて,《大根一式料理秘密箱》《大根料理秘伝抄》というダイコン料理の専門書2種が刊行されるようになるが,この現象はおそらくダイコンの品種改良の進歩を反映したものだったに違いない。 ダイコンは,おろしなどにしての生食,おでん,ふろふきなどの煮食,汁の実,漬物と,きわめて利用範囲が広い。…
※「《大根一式料理秘密箱》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」