世界大百科事典(旧版)内の大橋図書館の言及
【大橋佐平】より
…95年に13種あった雑誌を廃刊,新たに《太陽》《少年世界》《文芸俱楽部》を創刊,糾合合併して発展にそなえた。97年に洋紙店博進堂,博進社印刷所(後の博文館印刷所),次いで1901年に創業15周年を記念して〈大橋図書館〉を設立したが,開館を目前にして死去した。博文館は薄利多売を旨とし,従来見られなかった商業出版の道を切り開き,出版史上一時期を画した。…
【図書館】より
…こうしたとき,92年,早くも図書館従事者の組織としての日本文庫協会(現在の日本図書館協会の前身)が設立される。やがて1903年には,前年設立されたばかりの私立大橋図書館を会場に,日本文庫協会主催で第1回図書館事項講習会が開催されている。日本における図書館学教育のスタートである。…
【図書館学】より
…図書館学の中に,抄録,索引などの内容がもりこまれ,またコンピューターの導入によって,貸出し業務の機械化だけでなく,情報検索,さらにデータ・ベースの作成も導入されている。 日本における近代的な図書館学・図書館員教育は,1903年私立大橋図書館において第1回図書館事項講習会を開いたことに始まるが,21年になって文部省は上野に図書館員教習所を開設した。これは後64年,図書館短期大学として新たに発足した。…
※「大橋図書館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」