大歳の客(読み)おおとしのきゃく

世界大百科事典(旧版)内の大歳の客の言及

【笠地蔵】より

…この昔話の筋は,大晦日訪れるとされる神の姿と重なるものであり,地蔵の笠は正月神のあかしの被り物(かぶりもの)ともみられている。地蔵の形をとりながら,この昔話が〈大歳(おおとし)の客〉に分類される理由もそこにある。貧乏な爺が,大晦日を境にして米,餅,薪,金銀などに恵まれた福富爺に一変すると語られるのは,大晦日に幸運招来や運命の転換が果たされると信じた素朴な古人の心意をうつしたものであろう。…

※「大歳の客」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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