世界大百科事典(旧版)内の大比留女の言及
【感精伝説】より
…聖母マリアの無原罪の御宿りによって救世主イエスが生まれたというキリスト教神話も感精伝説のなかに入る。始祖伝説【大林 太良】
[日本における感精伝説]
九州の大隅正八幡(鹿児島神宮)の縁起によると,唐の王女,大比留女(おおひるめ)は7歳のとき,胸に朝日を受けた夢を見て懐妊し,うつぼ舟で流された姫は大隅国に寄りつき,子どもは八幡神,姫は聖母大菩薩として祭られたという。また,時代は下るが,豊臣秀吉は母の懐に日輪が入って生まれたので,日吉丸と名づけられたと,《太閤記》は説く。…
※「大比留女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」