《大毘盧遮那成仏神変加持経》(読み)だいびるしゃなじょうぶつしんぺんかじきょう

世界大百科事典(旧版)内の《大毘盧遮那成仏神変加持経》の言及

【善無畏】より

…玄宗の帰依をうけ,勅によって,興福寺南塔院,西明寺に住して《虚空蔵求聞持法》を訳した。724年洛陽大福先寺にうつり,725年《大毘盧遮那成仏神変加持経》すなわち《大日経》を弟子の一行と訳出した。これは無行招来のサンスクリット原本(1~6巻)と自己招来の《供養品》を合して全7巻としたものである。…

【大日経】より

…胎蔵界曼荼羅を示して,身・口・意の三密の方便を説き明かす,密教の根本経典の一つ。もと《大毗廬遮那成仏神変加持経》という。中国,唐の善無畏訳。36品からなり,第31品までは唐の無行が将来した原本,第32品以下は善無畏が将来した供養次第法で,善無畏が両本を漢訳して合本とした。註疏には,善無畏の本経講義筆録を基本とした一行(いちぎよう)の《大日経疏》20巻と,それを修正した《大日経義釈》14巻があり,前者は東密,後者は台密が依用する。…

※「《大毘盧遮那成仏神変加持経》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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