大気イオン(読み)たいきいおん

世界大百科事典(旧版)内の大気イオンの言及

【大気電気】より

…これを〈大気電界〉とよび,このため上層から地表に向かって流れる電流(1m2当り3×10-13A)を〈空地電流〉という。大気が非常に微弱であるが導電率をもつのは,〈大気イオン〉とよばれる荷電粒子が大気中に存在し,電位差に応じて移動するためである。晴天域では空地電流によって上層から地表へ正電荷が運ばれるが,悪天域とくに雷雲下では雨滴やひょうで運ばれ,また雷放電電流となって負電荷が地表に運び込まれ,地球全体で見ると電荷の平衡が成り立っている。…

※「大気イオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android