大永版(読み)だいえいばん

世界大百科事典(旧版)内の大永版の言及

【五山版】より

…五山版の特徴は,仏典以外の図書の印行にあり,国書開版の糸口を開いたことにあるが,装丁様式にも変化を加え,従来の巻子(かんす)本,折本,粘葉(でつちよう)本のほかに袋綴(ふくろとじ)本(ふつうの和本の形式)があらわれ,しかも,その大部分をしめるようになったことである。なお,開版時の年号,または開版者の名を冠して,〈延徳版〉〈大永版〉〈師直(もろなお)版〉などと呼ぶものもある。【庄司 浅水】。…

※「大永版」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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