大物忌父(読み)おおものいみのちち

世界大百科事典(旧版)内の大物忌父の言及

【大物忌】より

…鎮座の当時から,荒木田氏の童女がこれにあたった。中世以降は子良(こら)とも称し,馬瀬村下野村在住の権禰宜(ごんのねぎ)家である荒木田系の子女を時の大物忌父(おおものいみのちち)の養女として奉仕させた。大物忌父とは,大物忌をたすけてその職を勤め行わせる役で,他の物忌父を率いて皇大神にそなえる神饌の調理や大御饌祭に奉仕して,祝詞を奏上した。…

※「大物忌父」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」