《大理石の牧神》(読み)だいりせきのぼくしん

世界大百科事典(旧版)内の《大理石の牧神》の言及

【ホーソーン】より

…続く《ブライズデール・ロマンス》(1852)は,ブルック・ファームでの体験を素材に,人類愛に燃え犯罪者の更生施設をつくることを夢見ながら,自分の計画におぼれるあまり人間性を失う男を主人公に,黒髪と金髪の異母姉妹の葛藤を描き緊密な構成を誇る。 53年,大学時代の友人フランクリン・ピアースが大統領となったため,イギリスのリバプールの領事となり,4年間務めた後イタリアを旅行,そのときの見聞を利用してゴシック・ロマンス風の《大理石の牧神》(1860)を出版した。罪を犯しても,その苦悩によりかえって心が高められることもあるのではないかという疑問を扱ったものである。…

※「《大理石の牧神》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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