大知文秀(読み)だいち・ぶんしゅう

朝日日本歴史人物事典 「大知文秀」の解説

大知文秀

没年:大正15.2.14(1926)
生年:天保14.1.29(1843.2.27)
伏見宮邦家親王の娘で,山村円照寺の第6世。幼名福喜宮。弘化4(1847)年孝明天皇の猶子となり円照寺に入室,嘉永4(1851)年に得度,大知文秀と号した。皇族最後の尼門跡だが,明治維新後,皇族での法体ははばかるとの理由から,明治6(1873)年に還俗し宮家に戻るが,のちに法体を許され円照寺に寄留し深く禅道に帰依した。和歌に優れた才を持ち,日記や旅行記も残している。

(岡佳子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大知文秀」の解説

大知文秀 だいち-ぶんしゅう

文秀女王(ぶんしゅうじょおう)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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