世界大百科事典(旧版)内の大衆宣伝の言及
【説得】より
…それは説得が,Bからの反発をうける可能性が最も低く,制裁や報酬などと比べてAの負担(コスト)の最も少ない,いわば最も効率の高い形態であるため,他の影響力行使の場合にも,つねに補助的に説得の形がとられるからにほかならない。20世紀に入って,マスコミュニケーションの発達に伴い,政治の世界でも大衆宣伝という新たな説得の技術が重大な意味をもつに至った。これが操作的・権威主義的性格を帯びた説得であることはいうまでもない。…
※「大衆宣伝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」