世界大百科事典(旧版)内の《大足のベルト》の言及
【アドネ・ル・ロア】より
…ブラバン公アンリ3世,その没後はフランドル伯ギ・ド・ダンピエールに仕え,1270年には十字軍に加わってチュニスまで赴いている。前世紀の武勲詩を13世紀の韻文フランス語でロマンス(物語)風に書き直したことで知られ,おもな作品に《ブーボン・ド・コマルシス》《デンマークの騎士オジエ》《大足のベルト》と,2万行に近い大作ロマンス《クレオマデス》がある。前3作は武勲詩に多く使われた10,12音節平韻で書かれているが,《クレオマデス》では歴史叙述,ロマンスに使われた8音節詩行が使われている。…
※「《大足のベルト》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」