世界大百科事典(旧版)内の大量報復戦略の言及
【核戦略】より
…ダレス国務長官は54年1月,アメリカの戦略の基本を大量報復におくと宣言した。この戦略は〈大量報復戦略massive retaliation strategy〉と呼ばれ,その後のアメリカの核抑止戦略の原型となった(表,表(つづき)参照)。 1950年代後半になると,ソ連はアメリカ本土を直接爆撃可能な爆撃機を配備し,さらに中距離弾道ミサイル(IRBM)や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実験に成功,さらに57年10月には世界初の人工衛星スプートニク1号を打ち上げ,核ミサイル時代に入った。…
※「大量報復戦略」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」