世界大百科事典(旧版)内の大食船の言及
【インド洋】より
…中国の史書に波斯船(ペルシア船。義浄はこの船で渡印した),次いで大食(タージ)船(アラブ船,イスラム船)として現れる彼らの船は,1本マストで三角帆,側板の接合に鉄釘を用いずヤシの繊維の縄で縫ったダウdhowとよばれる小型船であった。後述の中国船と同じく,ペルシア湾の奥から広州まで単純計算で3ヵ月,しかし風向きの関係で実際は1年,往復で2年かかった。…
※「大食船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」