大麴(読み)だいきく

世界大百科事典(旧版)内の大麴の言及

【中国酒】より

…原料,製造法によっていろいろの種類があるが,おもなものを挙げると以下のようになる。(1)大麴(だいきく) 古来ひろく用いられてきたこうじで,小麦,大麦,エンドウなどを使う。原料を粉砕し,水を加えて練り固め,7×25×25cmほどの塊にしてこうじ室に入れ,原料,器具などに由来する野生菌を繁殖させたもので,おもな微生物はクモノスカビRhizopus,ケカビMucorである。…

【マオタイチュウ(茅台酒)】より

…中国南部の貴州省仁懐県茅台でつくられている蒸留酒。コーリャンを主原料とし,大麴(だいきく)を用いて固体発酵させたものを蒸留し,長期間貯蔵熟成させて製品とする。清の康熙(こうき)年間(1662‐1722)のこと,汾酒(フエンチユウ)の産地である山西省杏花村の商人が同地を訪れ,風光明美で水もよいのに酒のまずいことを惜しみ,杏花村から酒造りの職人を伴って行き,つくらせたところ,汾酒に劣らないほどのものができた。…

※「大麴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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