天六ガス爆発事故(読み)てんろくがすばくはつじこ

世界大百科事典(旧版)内の天六ガス爆発事故の言及

【都市災害】より

…しかし,都市災害という言葉が社会的に広く使われはじめたのは,それほど古くない。
[天六ガス爆発事故]
 都市火災対策の言葉としては都市防火といい,都市災害対策に対しては都市防災という言葉を使っているが,都市防災という言葉の必要性が論じられ使われはじめたのは,1970年4月8日に大阪市北区天六の地下鉄工事現場で起こったガス爆発事故以来である。これは工事現場で漏れはじめた大量のガスが下水管などを通じて周辺の建物にも広がり,避難が始まったが,そこに駆けつけたガス会社のサービスカーが燃えはじめ,工事用の覆工板の下にたまっていたガスが爆発限界になったところで大爆発を起こし,覆工板の上で自動車火災を見物していた人たちを巻き込み,79人の死者と420人を超す負傷者を出し,周辺の民家も火災に巻き込んだ大惨事である。…

※「天六ガス爆発事故」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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