世界大百科事典(旧版)内の天城炭の言及
【伊豆国】より
…また,59年(宝暦9)三島代官が廃され,韮山に屋敷を構える世襲代官江川氏に伊豆国天領支配はゆだねられ(韮山代官),以降,1868年(明治1)の韮山県までつづくが,支配所は1万~3万石で幕末には減少した。 近世中期の伊豆は,江戸地回り経済圏に入り,天城炭,伊豆石,海産物等を江戸市場に送った。天城炭は,天城山御林で御用材の原材の下付をうけて製炭,江戸に運搬され,江戸の消費にこたえた。…
※「天城炭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」