天然色再現法(読み)てんねんしょくさいげんほう

世界大百科事典(旧版)内の天然色再現法の言及

【カラー映画】より

… 染色法や調色法による〈彩色映画〉は,フィルムに任意の色を人工的に着色したものであり,自然の色彩をフィルムに光学的に再現した〈天然色映画〉が,現在の〈カラー映画〉である。天然色再現法true‐color‐reproduction systemには,〈加色法additive process〉と〈減色法subtractive process〉があり,実際的で商業的に成功した最初の加色法は,G.A.スミスが1906年にイギリスで特許をとり,スミスとC.アーバンが設立したナチュラル・カラー・キネマトグラフ社を通じて活用した〈キネマカラー〉で,最初のカラー映画《デリーの謁見所》(1911)が作られた。〈キネマカラー〉は,白黒フィルムとカラーフィルターを使う2色加色法で,ふつうの速度の2倍,1秒に32コマの速度で撮影,映写され,目が疲労し,フィルムの損耗がはやく,色がずれるなどの欠点があった。…

※「天然色再現法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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