天王寺屋光重(読み)てんのうじやみつしげ

世界大百科事典(旧版)内の天王寺屋光重の言及

【天王寺屋五兵衛】より

…江戸時代の大坂の両替商。姓は大眉氏。初代光重(1623‐94)は大坂に盛行した手形の創始者と伝えられ,1670年(寛文10)同地に組織された十人両替に選任された。以後天王寺屋は幕末までほぼ一貫してその地位にあり,幕府の御用両替として公金の出納を取り扱うとともに,雲州松平家,讃州松平家などの蔵元,掛屋を務めるなど,金融業界きっての名門であったが,明治維新の経済変動により倒産した。【鶴岡 実枝子】…

※「天王寺屋光重」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」