世界大百科事典(旧版)内の《太平広記詳節》の言及
【太平広記】より
…原本は981年に木版印刷されたが,不急不用の書籍ということで増刷されなかったため流伝が少なく,ようやく明末におよんで談愷(たんがい)や許自昌によって校訂再刊され,清の黄晟(こうせい)により小型本が出版されて広まった。朝鮮では李朝初期に輸入され,《太平広記詳節》《太平広記諺解》が作られて広く愛読され,李朝漢文小説に影響を与えた。日本でも江戸初期には《怪談全書》が出るなど,読本や黄表紙などに多くの題材を提供した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」