太田川改修事業(読み)おおたがわかいしゅうじぎょう

世界大百科事典(旧版)内の太田川改修事業の言及

【太田川】より

…藩政時代には城下町広島と上流の可部,加計を結んで米,木材,木炭を主とする水運が栄えた。1965年に完工した太田川改修事業は1932年以来の大工事で,太田川の水を市街地北部の大芝・祇園間で太田川放水路と市内の天満,太田,元安,京橋,猿俣の5河川とに分流させたため,市街地は洪水の危険から解放された。太田川の上・中流部に明治末から水力発電所が建設され,1997年現在の最大総出力は83万2070kWで,中国地方一の電源地帯となっている。…

※「太田川改修事業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」