世界大百科事典(旧版)内の太陽糕の言及
【ニワトリ(鶏)】より
…《郭氏玄中記》に,蓬萊(ほうらい)の東,岱輿(たいよ)の山に扶桑の木があり,万丈もあるその頂には,つねに天雞がいて,夜の子(ね)の刻(午前零時)になると鳴き,日中の陽烏(ようう)がこれに応じ,陽烏が鳴けば天下の雞がみな鳴くとある。この古信仰から鶏は太陽を迎える霊鳥とされ,陰暦2月1日の太陽星君(日神)の縁日には,太陽糕(たいようこう)とよぶ干菓子に,めん粉製の小さな鶏の形をはりつけたり挿したりして供える風習があった。鶏は太陽信仰と縁があった。…
※「太陽糕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」