夫唱婦髄(読み)ふしょうふずい

世界大百科事典(旧版)内の夫唱婦髄の言及

【妻】より

…現在では,一般に男性の配偶者である女性を妻というが,かつては,〈つま〉という呼名は,男であれ,女であれ,結婚の相手や恋人を指していた。たとえば,《伊勢物語》に,男に草むらの中に隠された女が〈武蔵野は今日はな焼きそ若草のつまもこもれり我もこもれり〉と詠んだとあるのは,〈つま〉が男性を指している例である。以下では,日本における婚姻関係にある女性について記述する。
【日本史上における妻】

[古代]
 古代における妻の他の時代と異なる大きな特徴は,夫とは別に自己の特有の財産を所有し,かつそれを自分の意志で自由に処分,運営できた点であった。…

※「夫唱婦髄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」