奇大升(読み)きだいしょう

世界大百科事典(旧版)内の奇大升の言及

【李退渓】より

…彼の学問は敬を重視し,徹底した内省を出発点とするもので,この立場から朱熹(しゆき)(子)の理気論を発展させ,理自体の動静(運動性)を明言し,〈四端七情〉について理気の互発を主張した。この四端七情と理気との関係をめぐり,奇大升と長年の論争を行ったが,これはのちに継承されて,李朝儒学界の中心課題の一つとなった。彼は謙虚な大学者として歴代の王や学者から党派を超えて尊敬を受け,同時代の李栗谷(りりつこく)とともに朝鮮儒学の最高峰とされる。…

※「奇大升」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む