世界大百科事典(旧版)内の奇形腫性絨毛癌の言及
【絨毛癌】より
…妊娠後体内に遺残した絨毛細胞が癌化することで発生し,通常,妊娠後数ヵ月から数年を経て発症する(このような絨毛癌を妊娠性絨毛癌という)。ごくまれに,妊娠と関係なく卵巣や睾丸(この場合は男子に)に奇形腫として絨毛癌が発生することがある(これを奇形腫性絨毛癌という)。絨毛癌は正常妊娠時におけると同様のホルモン(絨毛性ゴナドトロピン,human chorionic gonadotropin,hCG)を産生するので,腫瘍の病勢の指標としてhCG測定が用いられる。…
※「奇形腫性絨毛癌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」