奈良の一刀彫(読み)ならのいっとうぼり

世界大百科事典(旧版)内の奈良の一刀彫の言及

【奈良人形】より

…木彫人形の多くは木地に胡粉(ごふん)塗,盛りあげ彩色,または裂(きれ)地などを着せ付けるが,この人形は素材を生かして木彫の味を表現したのが特徴である。一刀彫技法を用いているので,〈奈良の一刀彫〉ともいう。江戸時代初期に奈良春日神社の祭具の島台や田楽(でんがく)法師の笛役の笠などに付けた高砂の翁姥(おきなおうな)や猩々(しようじよう)などの人形になぞらえて,奈良西御門町の春日檜物職(ひものしよく)岡野平右衛門(松寿)が,家業のかたわらこの人形製作をしたのが始まりという。…

※「奈良の一刀彫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む